2年間運営してきた「FEELY」を事業譲渡しました。

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先日、2年間運営してきたWebメディア「FEELY」を事業譲渡した。

まあ経緯や譲渡の詳細について上の投稿でだいたいわかると思う。

ここでは、歴史を振り返りつつ、思ったことなどを書いておきたい。


会社的にも、個人的にもこの決断は大きなものだった。

FEELYを作ったのは、2014年1月。バイラルメディアが国内でじわじわと勢いがついてきている頃に、スタートさせた。確か制作期間は3日もかかってなかったと思う。 そこからは3ヶ月目で月間PVが1000万いくなど、全盛期だっただけに非常に伸びた。

その頃は起業なんてしておらず、あくまでもしがないサラリーマンで、あくまでも個人運営だったため費用はあまりかけられなかった。だから、メンバーで毎日毎日本業以外の時間でネタを吟味し、記事をあげまくり、リアルタイムが3桁なり4桁いってはサーバーが死にかけて、なんとかして・・・の繰り返しただった。 今思えば、周りが会社運営ばかりの中、よく個人運営であそこまでできたなと少し自分たちを褒めてやりたい。 (これは裏話だけど、実はスタート2ヶ月目くらいから英語verを作ったりもして、無駄にグローバルを狙ったりもしていた。英語verはすぐにクローズしたけど。)

あの頃はビジネスになるかどうかなんて一切考えていなくて、とにかく記事をアップすれば数値が伸びる状況が面白かったし、全然僕が運営していることを知らない&ネットにも疎いような地元の友達がFEELYのFacebookページにいいねしていたり、電車の中で前の人がスマホで見ていたりといったことが普通にあって、単純に承認欲求が満たされていたというのもあった。(それでも、自分が運営していることを公言しないスタンスだったから仲間内で喜ぶだけだけど。)

もちろん、ネット業界ではあまり良いイメージのない部分もあったから、毎日どこかのメディアが炎上しては、飛び火するみたいなこともよくあったし、1年経ったころには、あんなに乱立していたバイラルメディアも半分以上がクローズして、2015年に入ってからは少し前の全盛期が嘘だったかのように、一気に勢いがなくなってきた。 そうなってくると、周りのメディアはゴシップを取り扱ったり、PVをとるためになんでもやる、みたいなことが増えたけど、自分たちは個人運営だから売上をあげることに躍起になっていなかったし、みんなが好きになってくれる媒体でありたかったので、コンセプトは貫き通し、扱うネタにはかなり気を使っていた。 Twitterのツイートやブログ記事のネタを取り扱うときは必ず権利者に直接承諾を得たし、許可がおりないときはもちろん掲載もしなかった(今では普通のことだけど、当時はどこも許可をもらってなかった)。 たぶん、自分たちのほうがネタを見つけるのが早かったときでも、許可が出ずに掲載でなかったのにもかかわらず、周りの大手はみんな掲載していて悔しい思いもしたことがある。

そんなこんなで、FEELYをはじめ十分に軌道に乗っていたので起業したというのが会社設立の経緯だが、このへんについては前に記事を書いたからここでは割愛する。

会社がスタートしてからは、今まで自分たちだけでネタ探しから記事執筆まで行なっていた部分を、いかに仕組み化して回していくかということを試行錯誤する毎日だった。 並行して、今までそこまで売上を意識してこなったので、会社化に伴い売上をあげるために広告プラン見直したり、代理店を選定したり色々やった。

おかげさまで会社自体は初月から黒字だったし、仕組み化がまあまあうまくいったおかげで新規事業などにも取り組めた。

僕自身は、CCO(Chief Content Officer)として、商用メディアとしてしっかりと運営していくための仕組みを整えたり、広告周りで東京と長野を行き来したりという感じで、忙しかったけど仕事が好きすぎるから普通に楽しかった。

会社のスタンス的に、出資も融資も受けない100%自己資金でやっていため、他のスタートアップと比べてお金はなく、最小人数で回していく日々が続いた。 そんな中、次の新規事業に大きく投資をしたいタイミングがでてきたのが、創業して半年経った頃だ。

前々から、FEELYを買いたいというオファーをいくつかの会社からいただいていたけれど、全然売る気はなかった。なぜなら、FEELYが好きだったし、自分の子のように可愛がっていたからだ。 でも、会社としての今後の戦略など色々と話し合っていた中で、売却が具体的になってきた。

だったら信頼できる会社と人のもとで引き継いでもらいたいと思い、以前より僕が仕事でも個人的にもお世話になっていた会社とお話しをさせていただき、プレスリリースの内容に至ったというのが経緯です。

僕は、そもそも売却の話を提案したという責任もあり、年末から年始にかけて、売却をメインに進めており、初めてのことだらけだったけど、個人的にもとても良い経験になった。

もうね本当に、娘を送り出す親の気持ちってこういうものかって思ったよ。

めちゃくちゃ良い会社に引き継いでもらえたし、新規事業も軌道にのってるし、あとはひたすら頑張るしかないなっていう。

というわけでとにかく仕事をしまくり、社会に貢献していきます。

以上。

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